2010年05月18日

「テキストの時代」〜前編

GW中、勝間和代さんとひろゆき氏の対談、
および岡田斗司夫さんの「ノート術」についての動画を見てました。

岡田斗司夫のノート術

※勝間vsひろゆき動画は、私が見たやつは消されてたので
 適当に検索してみてください※

前者の対談は、2人のバトルが話題になっていたので
動画で、興味深く拝見いたしました。
こちらについては、勝間さんが対応を謝罪されたりしているので
もう別に何も言うことはないです。
(ツイッターではいろいろ書きました)
ノート術については、ノート好きな自分としては見逃せなかったので、がんばって見てみました。

ノート術についての動画というのは、岡田さんが独自に
続けている、ノートによる振り返りや思考術を解説していて、
これは私にとって非常に面白かったです。
おそらくノート術についてのメソッドというか、考え方が
岡田さんの中でしっかり固まっておられるのでしょう。

動画は、講演をカメラで撮ったものが分割されてアップされてました。
私個人はネットで動画を見る、ということを
あんまりやらない人間なので、見る前に
「すごくいい方法だけど、できれば動画じゃなくて
 テキストにまとまってほしかったな」
と思ってました。

しかし、見終わって、実際ノート術を本にする話も進行してる
ような文面を、岡田さんのブログで拝見した時に
「あぁそうか、テキストにまとめるとなると、
 岡田さん、もしくはこのメソッドを同等に理解している人の
 人件費がかかるわけか」
と気づきました。

で、GWが明けた6日に
ホリエモンこと堀江貴文氏が、
勝間さんとひろゆき氏の対談を、動画じゃなくて
文字おこしのテキストで見た、ということを
ブログに書いていたんですね。

六本木で働いていた元社長のアメブロ:ちょっと周回遅れ気味だけど、勝間さんとひろゆきの対談。

いわく、映像だと30分とか時間を取って見なくてはならない、それは
退屈すぎる。書き起こしたものなら数分で読めてしまう。
いわく「これからはやっぱテキストの時代だよ」と。

この言葉が、自分にとって結構響いたのでした。

自分の見識で言えば、
かつて「動画の時代」というのも、確実に
あったはずなのです。

私が知っているのはどうしても格闘技系の話になりますが、
携帯サイト含め、ニュースサイトがいっぱい生まれた頃、
とすると6年前くらいですか。
他との差別化の中で、プロレス格闘技系ではおそらく
最初はスポナビがやりはじめた
と思うのが「全おこし」というか、
とにかくコメント類を全部載せてしまう行為でした。

他のサイトも、地方大会の試合寸評とか、
それまでならスルーされるなり、載せられることなく終わってた
ものを、あえて全部載っけることによって
他との差別化をはかっていた。

それの何がいいかというと
「全部載ってる」ということのインパクトと、
あと編集に手間がかからないこと。

通常、コメントなり会見なりをニュースにするのは
「ニュース記事」にするという手間がかかります。
全文載せるのだったら、とにかく録音したものを起こせば
いいわけだから、記者の側に編集スキルが必要なくなる。

マニアの多いニュースサイトの場合(※格闘技に限ったことじゃなく)
記者の編集を、むしろ良しとしないというか、
いいから全部読みたいよという層が少なからずいたので、
この方法は受け入れられたのだと思います。

そして携帯やウェブで動画が見られるようになると、
今度は、サイトユーザーだけのオリジナルメッセージとかを
動画で配信するようになってきた。

で、それがサイトの「売り」になっていた時代が
確かにあったはず。

当時は、動画が扱えるのは専門の人だけだった。
youtubeの登場で、素人でもけっこう動画が扱えるようになって、
いまやiPhone等を使えば、ライブストリーミングは
誰でもできるようになった。

もちろんちゃんとした動画というか
編集された動画は、プロの手によるものじゃないといけませんが、
「とりあえず見られればいい」というレベルの動画なら、
流すためのコストは限りなくゼロに近づいた。

上に書いたように、会見やコメント全起こしというのは、
記者がひとり行って、録音して戻ってきて打ち込むだけ、の
一番人件費がかからない方法だったはずなんです。

でも動画なら、現場で撮影して戻ってきてしかるべき方法で
アップすればいい。
もしくは同時中継をウリにするなら、戻ってからのコストもかからない。

結果、テキストよりも動画のコストのほうがかからなくなっている。
何も伝えないことよりも、何かを伝えるなら、
いま、一番動画がてっとりばやい方法になっているのでは
ないだろうか。

というようなことを、「ノート術」の動画を見ていて感じました。

岡田さんのノート術は、確かに面白い方法なのですが、
それをキッチリテキストにまとめようとしたら、
岡田さん、もしくは岡田さんの方法を完璧に理解している人の
時間が必要になってくるわけです。

だけど、講演の動画をアップすることなら、
少なくとも岡田さんじゃなくても、機械に詳しい人ならできる。
公開すること、公開して理解されること、
その間に意見交換をしたりしてブラッシュアップしていくことは
できるわけです。

ただ、動画というのは伝える方法としてありがたいものなのかどうか。
どうも、かつて、動画を扱えるのは一部の人に限ったこと
だった時代の名残というか、
動画=すげぇ、と思わなくてはならないのではないか、
という、かすかな疑問が私にはありました。

私自身は、動画は恐るべき早さでこっちの時間を奪っていくと
思っているし(まぁネットサーフィンもそうですけど)、
未編集な動画って、見ていてほんとうにきつい。
すぐ「要点を言ってくれ」と思ってしまう。

ただ、それは自分が音楽以外の「ながら聞き」ができないのと、
私がテキスト好きなゆえだと思っていたのです。

そこで「これからはやっぱテキストの時代だよ」発言なわけです。

つづく。


posted by ささきぃ at 23:16| 考えたいテーマ&連載 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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