ノート術講義イベントへ行ってきました。
以前のブログで、ノート術の動画を見たことを書きましたが、
ノートにまつわる話が好きなのと、岡田さんが提案しているノート術は
かなり面白そうだと興味があったのと、両方からです。
仕事柄メモを取ることも多く、また個人的に日記を書いたりも
しているし(ブログとは別です)、ノートの取り方系の本とか
雑誌の手帳の特集とかが大好きなので、多分、前提として
こういう話には入りやすいタイプ だとは思います。
岡田斗司夫さんのノート術=オカダノート術については、
テキストでまとめられた文献はいまのところないようです。
(「岡田斗司夫 ノート術」などで検索すると、
動画の内容をまとめたブログなどが出てきますので、
参考になると思います。ただ個人の方のブログなので
リンクを張ることはしません)
講義の話や動画で話されたことからさらに加筆して
文春から本が出るようです。
なので今のところの資料は動画のみで コチラ。
講義の話と動画で見た話と、ごっちゃになりつつ私的にまとめてみます。
「なんのために書くか?」
・頭で悩んでいることを、ノートに書くことで客観性が持てる
・自分の脳のバックアップをつくる
・ノート術を用いることで、ラクになれる
・さらにその段階が進むと、頭が良くなる
・さらに進んでいくと、面白くなる
岡田さん自身は、まず手帳に起きたことを書くことからスタートし、
しだいに自分の悩みを(「なぜ本が売れないのか」とか)書き出して
それをノートの上で考えるという行為をしてきたそうです。
講義では実際にノートも見せてもらえました。
内容もそうですが、人が試行錯誤してきた軌跡を見せてもらうというのは
おもしろく、贅沢ですね。
上に書いた「なんのために書くか?」をもう少し掘り下げていくと、
ラクになる→人にとって地獄といえるくらいつらいのは、
悩んでいる状態で、同じことをずっと考え続けること。
そうならないために、まずは問題をノートに書き出してみる。
たとえば「ぼくの本が売れない」と書いてみる。
重いテーマです。
それに対して「なぜ?」という問いを3回、掘り下げてみる。
さらに「どうして?」という問いも、3回、上に積み上げてみる。
たとえば上のテーマ、売れない理由には
「世界が悪い」「今まで売れていたのがおかしい」「本が売れない時代だから」
などと発展させてみる。
そこから「どうして?」
ここでのポイントは「論理が間違っていてもいい」。
要は、悩みを頭の中でお手玉させているのではなく、
ノートという紙の上で、ある種他人事としていじっていく。
ここまではよくあることというか、多かれ少なかれ
誰しもやったりするのですが
講義で聴けて面白かったのは、これをやる理由。
この行為の目的は
「つらい」とか「悩みがある」、「気になることがある」という
感情の状態に対して、どう割り切って付き合っていくか。
その、割り切り方=自分の中の論理 を育てていくという行為
なのだという。
つづきます。