親指シフトを始めてみる
あれから2年弱、
少し打っては仕事に追われて休み
また気が向くとやる といった
非常に効率の悪い方法で続けてました。
しばらーくやっていなかった昨年末に
最近になって親指シフトを開始したという
ブログのエントリーを拝見したのをきっかけに
また、はじめてみました。
継続の効果か、多少打てるように
なってきて。
いまは家で原稿を打つ場合の
できるだけ多くを親指打ちに
きりかえています。
先日、40分くらいのテープ起こしを1本
親指シフトで打ち切ることに成功。
おつかれ私。
スピードでいうと、まだまだ
ローマ字打ちのほうが早いです。
親指シフトは、おやりになっている層に
どうもこの手法に強いこだわりのある方が
多いせいか、意見などを検索してみると
とにかく打ちやすくて疲れない、
日本語打ちには最高 といった意見が
かなり多いように感じます。
現時点、ホームポジションの列のキーは
ほぼ打てるものの、モニター前に貼ってある一覧表が
まだはずせない というレベルの
私のスピードですと、
ほんとに正直な現時点の気持ちでは
習得の難しさと利便性を考えると
うーーん……です。
自分より年上の人には薦めない。
ただ、手は疲れなくなりました。
というか、疲れが分散している。
いちばん守りたい右手の小指下
(腱鞘炎はここが痛むのです)とか
手のひらは楽になりました。
その分左手が頑張ってくれているのを感じます。
そこが始めた一番の目的なので
助かってます。
いちばん不満というかストレスなのは
「自分のキータッチの音」
だったりします。
私の場合ローマ字でのキータッチそのものは
かなり早いほうだと思いますが、
親指シフトさんからすると、無駄な
キーをたくさん打っているあの音、
カタカタカタカタカタカタカタカタ という
あの早いリズムが、自分の気持ちを
煽ってくれていたんだな と
気づいたのですね。
文章を書くときってリズムや
ペースが大事なんだな、と思った。
キーの音は、どんなBGMかけてたって
自分に聞こえるので、
影響はけっこう大きい。
いまはそんなに早く打てないので
自分で自分がじれったくなってしまう。
このリズムの変化は、いいものなのか
どうなのかまだ分かりません。
急に長年なじんだのと違う曲で
踊っているダンサーのようなもので
新しいリズムは、まだ自分には不快なんですけど、
ローマ字に変換しないで打てるという
感覚が染みつくことでどう変わるのか。
怒りがこもったような感情的な文章を
あえて書きたいときなんかには
ローマ字打ちのリズムが
しっくりきそうです。