2010年10月20日

「殴る女たち」のまえがき&あとがきのこと

スポナビブログで、取材のさいに感じた
各選手とのことを書いています。
こちらでは書き手個人のことを少し。

まえがきでは、女子格闘技のこの9年くらいの歴史を
ざっくりと振り返りつつ、その中で「伝える側」として
感じていたことを書いています。

先日書いた「なぜ『殴る女たち』なのか」という部分のほか、
2000年の『ReMix』からスタートした女子格闘技の
歴史について、ざっくりと振り返りました。
私がはじめて観に行った第2回スマックガールのこと、
そして女子の格闘技に対していろんな見方がある中で、
どういう気持ちでこれまで取材してきたのか、というようなこと。

あとがきでは、お恥ずかしいことに
一番最初に女子格闘技を見た、その2001年の観戦記を一部掲載してます。
これ、いま読み返したら本当に恥ずかしかったです・・・。

その頃、OLをしていた頃の自分にとって
女子格闘技はどういうものに見えたのか、
試合をする選手たちから何を(勝手に)感じていたのか、
そこから何がどうなって
どういうふうにライターになったのかといったあたりを書きました。

何と申しますか、
自分が見て思ったことを大まじめに書いているので、結果として
昔よく「ささきぃの文章は熱い」と言われた頃の文章っぽいノリに
なっているんじゃないかと思います。

前は今よりもずっと文章が下手だったし、
記者としてのキャリアもなかったので
そういう人間が、他のプロのライターの方と同じくらいに
何かを伝えようとしたら、自分が恥ずかしいとか関係なく
必死になるしかないんで、あえて昔はずっとそういう文章を書いてました。

「こうだった!すごかった!おもしろかったんだよー」
と声高に叫んでいればそりゃ見てくれる人もいるでしょう
というレベルのものだったと思っているので
自分としてはその頃の文章は全部恥ずかしいです。

ただなんかその頃の文章にもきっと
今の自分には書けないような勢いなりなんなりがあったのか
好きだとおっしゃってくださる方もいるので、
そういう方が読んでくださると嬉しいかなと思ったりもしています。

いまの自分が女子格闘技について個人としての視点で書くことは
こういう本のまえがきやあとがきでもない限りは
やることは無いので、思い残すことのないよう書いてみました。

というか他の格闘技やプロレスでもないですね。ありえない。

なんで書いたかといえば
本を出すからにはやっぱりその行為が
作者にとってどんな意味があるかを伝えなきゃいけないから
なのだろうと自分では考えました。

箭内道彦氏の言葉だったと思いますが(たしか「871569」)
この試合が消化試合なのか、本気の試合なのか
見た人が一番知りたいのはそれなんだ、というような言葉があって
すごく納得したんですね。

たしかに私も読者だったら
それが片手間に書かれた本=消化試合なのか
そうでなくマジで書いた本=本気の試合なのかが知りたい。

だったらこれ(=この本)は私にとって本気の試合なのだと
伝えなきゃいけないなと思って書きました。

なんか、そこまで考えないと今の自分には
書けないタイプの文章でした。

そういう、まえがきとあとがきです。

よろしく御願いします。


単行本の詳細は、このブログのトップ記事にもありますが
以下が分かりやすいかもです。
女子格闘家のノンフィクション本が出ます|ときどきキックアウト
posted by ささきぃ at 02:49| 「殴る女たち」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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