2012年07月17日

嫌なことに押しつぶされなくてもいい

中学1年の時、同級生にイヤなあだ名をつけられて
はやし立てられたことがありました。
よくあることっちゃ、よくあることです。

友達もいたし、暴力的ないじめでもなかったので
負けずに毎日学校には通っておりましたが
ある日、ふと心が折れたのでした。

朝、学校に行きたくなくて、泣き出してしまいまして。

行きたくない、と泣く私から
強引に理由を聞き出した母は
そのあだ名を言っていた主犯格の男子3人の家に
電話して、親御さんを通じて
娘にそんなことをするのはやめてください、
と言ってくれました。

その上で私には「学校に行きなさい」と言いました。
母に連れられて学校に行って、
母は「こうした形で先方と話をして、解決は
したと思いますが、先生も見守っていて下さい」と
担任の先生に一言、言ってくれました。

私の母はもう亡くなりました。
私が大人になってからは
決して完璧とはいえない親子関係でしたが、
中学のときの一件を思い出すと、
母には頭が上がらないです。

ただ、それで完全にあだ名が
なくなったかというと、そうでもなく。
沈静化はしましたが、
言ってくる奴は言ってくる奴でいました。

学年が変わって、3年になってから
いまさらのように、そのあだ名で
呼んできたりする奴がでてきました。

直接呼ばれたら言い返したり無視したり
できますけど、そうじゃなくて、
コソコソ聞こえるか聞こえないかのレベルで
つぶやいて仲間うちで笑ってたり、
というやつです。

あだ名をつけられたこと自体は
私のほうにも原因があったことなんで
しょうがねぇかなとは思っていますし
こうして書いていても、我ながら
たいしたことじゃねぇよなと思ったりも
しますけど、
実際そういう目にあってみると
その当時はきついんですよね。

ただ、自分がそこで死んだりしたら
母親はなんで言ってくれなかったんだと
なるでしょうし、友達は驚くだろうし。

反抗期でもあったので変な感情ですけど、
その一件でやっぱり
うちの母親には借りがあると思ったのです。
娘のSOSに対して、子供の人間関係に首を突っ込んでまで
娘を守るということをしてくれた人に対して、
それ(自殺)は、やっちゃいかんだろう、と。

じゃあどうすればいいのか。
転校するほど家にお金があるとは思えないし。
学校に行かなくなるほどのことなのか。
ああもうイヤだなぁ と、
どうすれば問題解決になるのかで今度は悩み始めた。

そうしているうちにもあだ名はやまない。
クラスの女子の中には、そうした男子の笑いが
気になって、聞き出して一緒に笑ってる子もいて、
よけいにイヤだった。
(まぁ、取り入ってるんですよね、そっちに)

そうした時に自分の助けになったのは

「学校自体はあまりおもしろくなくても、
 それにうずもれてしまうことはない。」

という言葉でした。

いじめにあっていた女性の本にあった言葉で、
その女性は髪型から変なあだ名をつけられて
暴力的ないじめにもあったりしていたのですけど、
本を読むこと、そのなかで自分の世界をみつけていくことで
子供向けの図書室を作ったり
その中でのネットワークをひろげていくことで
その女性はしぜんと、その言葉に
たどりついていました。

本当にその通りだな
と思いました。

中学時代の私は、絵を描くことが好きで
月刊OUTとマイバースディを愛読しつつ
毎日お笑い番組を深夜まで見て、ラジオを聞いて
ぐふぐふ笑っているオタ女子でした。
東京進出したばかりのダウンタウンに夢中でしたよ。

そこだけ見たらのんきだったんですけど、
見る方向を変えたら、
同級生からのあだ名に苦しむ
キモめの女子でもありました。

違う方向からみればそうだからといって、
そっちに負けてしまう理由も必要もない。
苦しいことに負けることもできるけど、
楽しいことを選ぶこともできる。

もうひとつ救いになったのは

「時間が過ぎるのを待つ」

という言葉でした。
どんなに長くても、学生時代は一生じゃない、いつか終わる。
クラス替えがあれば1年、なくても3年で終わる。
夏休みと冬休みと春休みを減らせばもっと短い。

その間、他に楽しみを見つけるなり、
こまめに逃げるなりして、やりすごせばいい。

20年ぶりくらいに思い出して、
はじめて書きました。
自分にとっては、あだ名をつけられてたことは
もう、その程度のことに
なりました。

だけど、
忘れかけた頃の中学卒業時の色紙に
そのあだ名を書いてきた男子数人のことは
今でも本当に大嫌いだし、一生許さないと思います。
ここには書けないような言葉で呪いましたし
いまも思い出せば平気で呪えますね。
あー、一緒に笑ってた女子の顔も思いだすと腹立つ。

相手からしたら取るに足らないことかも
しれません。そのくらいでムキになんなよ
という話でしょう。
でも、やられた側にとってはそうじゃない。

そういうくだらないことで
余計な恨みは買わないほうがいいよ、
きみの輝かしい人生に汚点が残りますよ、
と、呪いながらも親切心で思います。

いじめに限らず、
いやなこと、どうにもならないことを
前にしたとき、
周囲の人のなにげない言葉や行動で
救われることはすごく多いです。

真っ黒に塗りつぶされたような
気持ちになっていたら、
すこしでも、その上に
楽しい色、明るい色を
重ねていってほしいと思います。

嫌なことに押しつぶされる必要はないです。
ほんとうに。

嫌なことに押しつぶされずに生き延びる、
そのことを体験として学ぶことができたら
その経験は一生役に立ちます。

以下、ネットでみかけていいなと思った物を貼っておきます。
もとはこれを紹介したくて書き始めた文章でした。


さかなクンのメッセージ
「広い海へ出てみよう」コチラ
http://www.asahi.com/edu/ijime/sakanakun.html

己のキャラ(※キャラではありませんね)に
さからわず、しかも沁みるメッセージ。
さかなクンさんカッコイイっす。


鴻上尚史さんのメッセージ
「死なないで、逃げて逃げて」コチラ
http://www.asahi.com/edu/ijime/kougami.html

さかなクンさんのメッセージよりも、さらに
緊急性が高く、しんどい思いをしている子へのもの。
いじめから堂々と逃げましょう。


この「いじめ対策」はすごい!
森口朗公式ブログコチラ
http://d.hatena.ne.jp/moriguchiakira/touch/20090520

ツイッターでみかけたものです。
教師の側からのいじめ対策。
よくある心構えではなく、
スキルとしてすぐに使えるのが
すばらしいなと思いました。
posted by ささきぃ at 13:17| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。