2013年04月01日

断ち切る元気

体罰の問題、そして女子柔道代表に対するパワハラの問題が
連日報道されていたのを、育児の合間にみていました。
とくに柔道については残念な気持ちでいっぱいです。
正直に言えばパワハラそのものよりも
起きたことに対する対処の面で残念な気持ち。

柔道の代表選手に対する体罰問題は、
考えることが多すぎてどの点について考えるべきなのか
今ここではまとめきれません。

わたし自身は根っからの文系なので、体罰を受けた記憶はない。
小学・中学の頃は、竹刀でお尻を叩いたりデコピンしたり
する先生はいた。
私は、どっちの先生もどちらかというと、好きでした。
でも別にそれは叩くから好きだったわけじゃなく、
その他の部分で、言っていることに筋が通っていたからです。

体罰にしろ運動部系のしごきにしろ、やっている側は
「自分がやられてきたから」「それが当たり前だったから」
という面が大きいんじゃないかな
と思っています。

先に書いたように文系の私ですが
妊娠・出産・育児という現場を通じて
思わぬところに「武勇伝」がまかりとおる現場が潜んでいたものだ
と気づくことになりました。

妊娠中も出産前日まで働いていたとか、
出産後も周囲のサポートがないからすぐ家事全部やったとか、
母乳育児を睡眠1時間でやりぬいたとか、
根性論が母性の現場にはよくあります。

こういう話は「母は強いね」とか
「女はいざとなると強いね」みたいな、
笑い話にされることが多いんだけど
それ、部活中に水飲むの禁止だった、
今思えば間違ってたけどそれで根性がついた、
とか言うのと、どう違うのかな、と、
文系ぐうたら母の私は思います。

あなたが苦労したからといって
私がしなくてすむ苦労をする理由はないと思います
・・・と、元気なときなら理屈っぽく言い返せる私ですが、
子供がギャン泣きしていたり、自分自身がへばっている時には
「私が頑張らないから悪いのかな・・・」
と思ってしまいます。

スポーツの世界は結果が出ればオーケイ のように処理されがちですが
結果が出たからって、その人がやってきたことが
全部正しいわけでもないし。
その方法じゃなかったらもっと成績良かったかもしれない。
言ったってしょうがないことですが。

育児やしつけに関しては正解がわかりにくいから
よけいにタチが悪いというか、
「これで子供は元気に育っています」と言われれば
それでチャンチャンとなってしまうことが多いものですし
アドバイスを求める側は
「これで大丈夫なのか」
「こういうことで悩んでいるのは自分だけなのか」
と、体験談を求めている気持ちがあるのに加え、語る側も
「私自身はこうだった」
と、自分の経験を語りたがっていることが多い、という
両面があるせいで
デマみたいな話も武勇伝みたいな話も広がりやすいのかな、と思います。

子供のためならできる限りのことをしてやりたい、という
親心もあって、がんばらないのは悪、みたいに思わされる点で
スポーツの世界よりさらに深刻な気がします。

まぁ、これも私自身がこうだから感じることではあります。

私は両親にしてもらって嬉しかったこともあれば
してもらいたくなかったこともあります。

嬉しかったことを息子にはしてあげたいし、
機会があれば他の子にもしてあげたい。
そして、してもらいたくなかったことは、しないようにしたい。

それと同じことを下の世代の女性にも
つなげてあげられるといいな、と思います。
私の下の世代の女性たちが育児のサポートとかを
私たちよりももっと手厚く受けられるように
なったら、正直嫉妬しちゃうかもしれない。
でも、それを邪魔するようなことだけはしない、
むしろ大変な思いをする人が減ってよかったな、
と感じられる自分でありたいです。

どうだろうなぁ。息子がいつか結婚して孫が生まれて、お嫁さんに
「いまは少子化で、保育園はいつからでも格安で入れるんです。
 だから私も時短勤務でゆったり働いてますよ。
 産後も自治体が家事をサポートしてくれてますし」
とか言われたら、「私の時代は・・・」と言わない自信はない。

はやくそんな時代になるといいですね。
posted by ささきぃ at 16:42| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする