ただいま産休状態でお仕事はほぼお休みしているのですが
(「筆殺デコリ人」のめるまがだけは書き続ける予定…です)
(「デコリ人」にはプロレスファンにおなじみの
中川画伯の素材もあるよ!)
産休直前まだ続けさせていただいていたお仕事が
エンスーCARガイドさんでのお仕事でした。
エンスーCARガイドは、車好きの方のための出版社です。
一般的な車好きさんの中でもまたジャンルというか嗜好が
あるようで、そういう意味ではさらにマニアというか。
エンスーCARの代表である宇並さんが
車だけでなく雑学にも詳しく、『紙プロ』のこともご存じで、
正直、車の知識だけでいったら私なんぞ全く
不合格もいいところなんですけど、『紙プロ』での
編集経験という経験がまさかの展開で生きることに。
執筆ではなく編集のお手伝いをさせて頂いてました。
現在発売されている本では
『スズキ・カプチーノファンブック』
『ホンダNSX開発ストーリー』
『ホンダ・ビートファンブック』
(いずれも発行はエンスーCARガイド)と
『ABCCマガジン』『NSXマガジン』
(こちらは三栄書房発行)の奥付に
こっそり佐々木亜希の名前を載せていただいてます。
車のことはいまでも決して詳しくないですけど、
これまで深く関わったことがなかったジャンルだからか、
よけいに編集の仕事というものの奥深さ、みたいなものを
感じることが多かったです。
同時に、もっとこういうふうに伝えれば良かったな、
と、これまでの仕事を振り返ってみたり。
まぁ人に言われなくても分かってるんですけど
どうしても対象に対して近視眼的になってしまうのが
書き手としての私のアレなところです。
本を出させて頂いてからは、いくぶん
遠近両用的にできるようになったかなと思っても
いたんですけど、まだまだです。
エンスーCARではインデザインなども少しいじらせて頂きました。
DVDも出している出版社なので
動画編集のごくごく初歩作業をしたり。
格闘技やプロレスの本を出すのは大変ですけど
自分で作ってしまうというのも出来ることなんだな
と思ったりもしました。
ずっと同じジャンルの中にいたので
離れて、外から見てみたり
「車業界ではこうだけど、格闘技ではどう?」と
訊ねられたりして、自分なりにそれを話したりするのは
なかなか貴重な経験になりました。
そして全然まだまだ編集者は必要ですね。
ネットで長文がいくらでも流れるようになって、
取材→発表のタイムラグがどんどん短くなって、
よけいにそのことを感じます。
ただ、書き手にはお金を発生させやすいけど
編集という作業は、どんなに大切でも
お金を発生させづらい面があるものなので
だから会社勤めの人が多いのだろうし
ネットなんかだと、当面は編集というのは
媒体側の良心やサービス精神にしか頼れないのが
現状でもありますね。
とはいえ編集者じゃなくてもそういう客観性は持っていたい。
持てる自分でありたい、と、
以上、ついでのように自分語りです。
そんなことを言いつつ産休中だけど。
産後もお手伝いをさせて頂くことになる予定 です。
私のことを知って下さっている方の中で
車好きさんがどのくらいいらっしゃるのか
わかりませんが、ひっかかるものがあったら
ぜひ手にとってみてくださいませ。
エンスーCARガイド HP